『「私」の国分一太郎研究』は、国分一太郎の生きた時代とその思想の研究であると同時に、「私」自身の自己史でもある。

綴方理論研究会 1月例会のご案内(2019年)

綴方理論研究会 1月例会のご案内(2019年)

◆日時・場所    1月26日(土)午後1時~
◆場   所   駒場住区センター目黒区駒場1-22-4
*渋谷駅より、最後尾に乗車。京王井の頭線k駒場東大前駅下車。改札出口に、
 12時45分頃集まれば、一緒に直行。

◇講義・乙部武志さん とつおいつ 104回
◇提案1 田中さん、工藤さん作成のカードの検討(10月配布)
◇提案2 田中定幸さん
     ー国分一太郎の学芸大学講義その2ー
          

12月例会報告
◇ 参加者7人(田中・工藤・小山・高橋・片桐・本間・榎本)名前敬称略 欠席4名

★第1回講義題目:「僻地出身、あるいはズーズーべんで有名な東北出身の教師達がなぜ全国的な国語教育の指導者になり得たか」

◇話し合われたこと:
 国分より、10才以上年上の世代の人々が、中心であった。
①大正デモクラシーの影響
②白樺派以来の人道主義の文学や芸術の影響
③人格主義が強調され、個性の尊重
④プロレタリア文学の影響
 しかし、現実の教科書は、国定教科書。
①イエスシ読本(明治37 - 42年)
②ハタ・タコ読本(明治43~大正6年)
③ハナ・ハト読本(大正7~昭和7年)
④サクラ読本(昭和8 ~15年)④アサヒ読本(昭和16~20年)
★大切にした実践
・文字と音声・発音と、「もの」や「こと」と結びつけて、こ
とば(共通語)を教える
・「読み方」「書き方」を重視することで、「谷底」から救い出
した。
★国語、言語を教材化する
A第1教材化・‘主として大人の書いた内容・形式ともにすぐれた文または文章を教材とする。
B第2教材化・・子供自身が書きつづる文または文章を教材化すること。
C第3教材化・・主として大人の模範的な談話を教材化する。
D第4教材化・・子どもの談話を教材化すること。
★読み方教育の内容
①文字・発音・単語・文法などの知識を与える。
②文章の読み取り方について教える。
③読み取る過程で、感覚・知覚・表象・思考・想像などの認識諸能力を伸ばす。
④豊かな思想・感情をわからせる=自然や社会や人間についての認識を広げ深める。
 「作文」という教材が教科書からなくなり、子どもたちから、文章表現力の基本を奪って、20年が経っ。「新学力観」とは、何だったのか。
 みなさんよいお年を!
                               (文責:榎本 豊)

  
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