『「私」の国分一太郎研究』は、国分一太郎の生きた時代とその思想の研究であると同時に、「私」自身の自己史でもある。

第5回 国分一太郎「教育」と「文学」研究・学習会のご案内

第5回 国分一太郎「教育」と「文学」研究・学習会のご案内

                                   主催・国分一太郎「教育」と「文学」研究会 
                                   共催・綴方理論研究会

 いかがお過ごしでしょうか。公私ともにお忙しい日々を送られていることと存じます。今年も学習会を計画しました。今夏、東京で第60回の全国大会(7/29~31)が開催されました。大会では、若い人が実行委員になり、参加も増えていました。これからに期待が持てます。生前、国分一太郎は、誰にでもできる、「文章表現指導」の理論と実践を大切にしておりました。

 若い人が、職場に増えてきている今だからこそ、この研究会を充実させ、生活綴方を「伝え」「深め」あえる機会にしたいと思っております。また、すでにご承知のこととも思いますが、国分一太郎のふるさと山形県東根市で、7月23~24日、「国分一太郎生誕100年の集い」・第7回の国分一太郎「教育」と「文学」研究会を開催しました。地元の人々の応援もいただき、200名近くの人々が、県内外から集まり研究・交流を深めました。その折り、念願の国分一太郎の教育碑が、全国の多くの方々から募金によって長瀞公民館(国分一太郎が勤務した旧長瀞尋常小学校)の敷地に建立され、除幕式が行われたこともご報告いたします。

 4回目に増して、裾野を広げ、1名でも多くの方に参加してくださるようにお願いします。

                             国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長・田中 定幸
                             綴方理論研究会代表・乙部 武志

1.日 時 2011年11月19日(土)  9時30分~4時30分(受付開始9時~)

2.場 所 豊島区立池袋小学校  豊島区池袋4-23-8(会場図は裏面に掲載)
池袋西口(東武デパート側)より徒歩10分 

3.内 容
午前<報告1>
❏ わたしと生活綴り方 今 井 成 司(東京作文協議会会長)
1、なぜ生活綴り方の道に入ったか
2、担任としての教師生活最後の学校,山谷小での実践
3、今考えていること―最近の言語理論、文学・読みの理論とかかわって

午後<報告2>
❏ やはり気になる 今の「児童詩」 久 米 武 郎(横須賀作文の会)
~「これが児童詩?」年刊に見る変化とその理由を探る~

午後<報告3>
❏ 国分一太郎学芸大学特別講義・「生活綴方と昭和国語教育史」から学ぶ
―生活綴方の誕生とその展開を探る―
田 中 定 幸(国分一太郎「教育」と「文学」研究会 会長)

4.参加費 1000円(資料代として登録会員は無料)会員の年会費2000円

5.その他
・ 研究会終了後、池袋駅近くで懇親会を予定しています。懇親会にご出席の方は、前に電話等で、連絡下さると、大変助かります。遠来の方で、宿泊される方は、各自でお取り下さい。


 ☆報告者の紹介(敬称略) 

■ 今井 成司 (いまい せいじ)
 1946年茨城県生まれ。69年、東京都杉並区立杉並第九小学校が教師人生の始まり。八王子6小、杉並大宮小、再び杉九小、武蔵野1小、杉並区三谷小で退職。現在は、杉並区浜田山小・久我山小で講師。

 杉並で新任の時に乙部武志先生、関口敏雄先生のいらした杉並作文の会に行ってみて、「目からうろこが落ちた思い」。作文の会に毎回参加。拙い文集を持って行くといつもほめてくれた上に乙部先生と関口先生の文詩集をいただいた。

 その後、八南作文の会では、多くの仲間とともに、田宮輝夫先生、田倉圭市先生から『作文の授業』を含めて国語の授業についてなど多くを学んだ。杉並に戻ってから関口先生とサークルを再開した。杉並区教育研究会国語部長。文集「すぎっこ」は作文の会の地域文集賞受賞。
  
 東京作文教育協議会では会長であった野口茂夫さんの厳しい実践評をいつも受けていた。会終了後の飲み会での、古藤洋太郎さんを中心によもやま話をするのが楽しかった。考え方のヒントがそこにはたくさんあった。現在、桐山会長の後を受けて会長。皆さんの力でこの夏の60回大会が盛会だったことにほっとしている。

 常任委員であった当時「楽しい読書感想文の書き方・五年生」《学校図書》を担当した。編集責任者の亀村五郎先生の厳しさが忘れられない。一昨年から今年にかけて、東作協の皆さんの力で作文シリーズ三巻(「楽しい児童詩の授業」「楽しい読みあい・交流の授業」「楽しい随筆の授業」日本標準)を発行。わたし達の到達点でもある。いま、杉並の国語部仲間が中心となっての「言語活動を活かした読み方の授業・全六冊」の執筆・編集で苦労している。


■ 久米 武郎 (くめ たけお)
 聾学校の教師として34年。そのほとんどを児童詩と作文の指導を基軸に実践を進め、11年前に定年退職。

 聾学校の子に詩の鑑賞をしていた時だった。「わたしたちも詩を書きたい」と子どもたちが言い出した。「児童詩」という言葉も、詩の書かせ方も知らないわたしは、子どもたちが書いてた「詩」を前に、どう指導してよいのか途方に暮れた。そんな時、本屋で見つけたのが国分一太郎著『日本の児童詩』であった。

 以来、定年退職までの29年間を、児童詩、作文の指導を軸にして聴覚障害児教育の実践を進めてきた。多くの先輩、実践の仲間から、「認識の諸能力を伸ばし、言葉についての豊かな感受性と表現力を身につけていくこと。未来に生きる力を持たせていくこと」が児童詩教育の目的であると学んだ。「子どもの詩は、言葉、形(表現)をえらばせるから芸術である」(前掲『日本の児童詩』)とも教わった。だから、「心と言葉を磨くこと」が児童詩教育の目的だと考えて実践を進めてきた。

 編著書『心を育て、言葉を育てる』『言葉を育て、自立を育てる』(以上ぶどう社)「ないしょみつけちゃった」(百合出版)「楽しい読書感想文の書き方」(学校図書)「楽しい読みあいの授業}(日本標準)第3回『山芋賞』受賞。


■ 田中 定幸(たなか さだゆき)
 1945年、神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。横須賀市の公立小学校教諭、校長、横浜国立大学講師(非常勤)、逗子市教育研究所所員などを務める。

 国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長・神奈川県作文の会会長・綴方理論研究会会員・日本国語教育学会会員・国語教育史学会会員・日本作文の会元常任委員。

 綴方・作文教育を実践し、その理論化にもこころがけてきた。文集も数多く発行し、日本作文の会の「文詩集表彰」では、「総合優秀賞」「指導文集賞」などを受賞。小学校国語科教科書の編集にも携わる。

〔著書 編著〕『作文指導のコツ① 低学年』『同② 中学年』『同③ 高学年』(子どもの未来社)、『授業のなかで子どもをどう励ますか』(日本書籍)、『書ける子どもを育てる―作文が生まれる教室』(教育出版)、『育てたい表現力―アルシンドの覚書き』(一ツ橋書房)ほか。

 今回は、国分一太郎の学芸大での講義、第4回「生活綴方の展開」を中心にしながら、戦前の生活綴方がどのような状況の中でうまれ、何をめざしていったか。講義の映像も紹介しながら、国分一太郎がふり返ってどう語っているか。綴方・作文教育の現状と比べながら、その考え方についてふれてみたい。


国分一太郎「教育」と「文学」研究会・「紀要」を発行

                                 定価1,000円(800円で頒布)

研究論文
東北自らが語るために(←クリック)―2011年3月11日以降の「国分一太郎」― 阿部 貴洋

贈りものとしての東北(←クリック)                              阿部 貴洋

・発達に遅れがある子どもの初期の文章表現指導                    中谷 義人

・子どもたちをすぐれた日本語のにない手に
       ―言語学からみた国分一太郎のすばらしさ―                 鈴木 康之

・年譜の森に分けて入る
      ―国分一太郎文集年譜と『国分一太郎』略歴年譜から―           那須 備述


実践の記録
・私を支えた平和教育                                       榎本  豊


ヨワイトコロミセテ、ゴメンネ(←クリック)                          乙部 武志

史料紹介 
・「生活綴方」と昭和国語教育史
      ―国分一太郎学芸大学特別講義より その2                   田中 定幸

・ありがたいお言葉  
        ―国分先生にいただいた推薦文―                       安藤  操


国分一太郎「教育」と「文学」研究会事務局・綴方理論研究会事務局
    〒155-0033 東京都世田谷区代田6-19-2・乙部武志方
               ℡03-3468-0973 FAX03-3465-2767

(連絡先) 国分一太郎「教育」と「文学」研究会事務局長
         榎本 豊 090-4920―7113



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